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「柴犬コイン」が「ドージコイン」に迫る

仮想通貨業界では今年の初め、ドージコインをはじめとする「ミーム」の資産が時代を席巻しました。しかし、これらのコミュニティの人気は5月、他の仮想通貨とともに衰退しました。ただし、1つの「犬」コインは走り続けているようです。

 

SHIBA INU(SHIB)はミームトークンの1つです。ウェブサイトによると「ドージコインキラー」と謳われています。ロゴはドージコインと同じくインターネットミームに基づき、日本の柴犬の犬が描かれています。

ドージコインのコンセンサスアルゴリズムが、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)であるのに対し、SHIBは、ERC20に準拠したトークンです。これは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されています。従って、資産の貸し借りや取引などの伝統的な金融業務に取って代わるシステムであるDeFiエコシステム全体の中で、SHIBを利用することができます。ドージコインと同様に、SHIBの発案者はトークンを所有しないと主張しています。10月27日(水)、SHIBは一時的にその目標を達成し、時価総額ランキングでドージコインを上回りました。

この躍進は、コインベースのプラットフォームにSHIBが追加されたことが要因の一つとして挙げられます。ドージコインや投資アプリ「ロビンフッド」のように、この犬のコインの大きな話題性によって需要が高まっていたため、コインベースに投資家が殺到しました。

しかし、CoinDeskの最近のレポートによると、SHIBの価格上昇を促したのは、個人投資家によるものだけではなかったようです。ブロックチェーンデータ会社Nansen社のリサーチアナリストであるDaniel Khoo氏によると、今週の初めから「スマートマネー」と呼ばれるアドレスがSHIBの多くを独占し始めています。その大部分はこの7日間に購入されており、その総額は1億6000万ドル近くにのぼります。

Nansen社によると、「スマートマネー 」と呼ばれるアドレスは、分散型金融(DeFiプロトコル上で流動性を提供したりマイニングしたりすることによって10万ドル以上を稼いだトレーダーや、仮想通貨に投資する公的機関などが含まれているといいます。Khoo氏は、「スマートマネーがSHIBを買い占めるとは予想していなかったので、驚きました」と述べています。

ドージコインを知らない人は、「犬のコイン」などと言われても意味不明でしょう。仮想通貨のトレンドには理解しがたいものも多くあります。しかし、このような話を聞くと、仮想通貨業界でいつも傍観者の立場でいていいのかと、また、新たなトレンドとなろうものに投資する資金がどれだけあるのかと、ハッとさせられます。

「CREAM Finance」が1億ドル以上の資金を失う

報道によると、イーサリアムブロックチェーンをベースにしたDeFiプロトコルである「Cream Finance」がまたしてもハッキングされました。

今回のハッキングでは、1億ドル以上の資産が奪われました。Cream Financeは、ハッキング被害に初めて遭遇したわけではありません。このプロトコルは存続中、度重なるフラッシュローン攻撃を受けました。2月には3,750万ドル、8月にはさらに1,880万ドルの損失を出しています。最も古い例は昨年10月のことで、Creamの運用サービス内で、仮想通貨取引所FTXの独自トークンであるFTTに関して、過剰担保問題が発生しました。

TheBlockによると、今回のエクスプロイトは、2020年10月27日に被害がありました。総額1億ドル以上が盗まれ、9200万ドルがある1つのアドレスへ、2300万ドルが別のもう一つのアドレスへ盗まれたとのことです。このエクスプロイトの損失額の総計について現在調査中だといいます。

ハッカーイーサリアムブロックチェーン上に、以下のような冗談めかした投稿をしています。ハッキングの際、ハッカーは相変わらず犯行声明などの投稿をするようです。

「gT Baave, iron bank, and cream are all lucky. ydev: incest is a bad idea, don't do it.」

ここでは、DeFiのレンディングプラットフォームであるAaveとIron Bank、そしてCream Financeのことを指しているようです。

仮想通貨の技術は確かに成長を遂げています。しかし、このような出来事によって、ソフトウェアの多くがまだまだ発展途上であり、正しくリスク管理がされるべきであることを、投資家に指南してくれます。

リスク警告:信用取引は資本に高レベルのリスクを伴うため、失うことができる金額でのみ取引をすべきです。信用取引はすべてのトレーダーに適しているとは限らないため、関連するリスクを完全に理解していることを確認し、必要に応じて専門的なアドバイスを求めてください。
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